ニユートーキヨーが食品卸向けの販売管理システム「Olut」をGPLで公開。(http://www.atmarkit.co.jp/news/200608/18/oss.html)
レストラン大手のニユートーキヨーは自社で利用する食品卸向けの販売管理システムである「Olut」(オルット)を、
GPLの下でオープンソースとして公開し、ほかの企業にも利用を呼びかけている。
オープンソース化を推し進めたニユートーキヨーの財務部 情報システム室 室長 湯澤一比古氏は、
「アプリケーションを専有するよりもオープンにした方が多くのメリットがある」と語る。
Olutとは
Olutはニユートーキヨーの物流・調達子会社であるエヌティー・トレーディング・コーポレーション(NTC)の販売・
在庫管理システムを、Webアプリケーション化したシステム。
OSSと業務アプリケーションの相性は・・・
OSSの業務アプリケーションは今後広がるのか。湯澤氏は「使う側にとってはOSSは商用パッケージと同じ」と話す。「例えば、
商用パッケージは500万円でライセンスを購入し、2000万円かけてカスタマイズする。
OSSはライセンスの500万円はなくなるがカスタマイズやメンテナンスのコストは商用パッケージとそれほど変わらない」という。
ただ、OSSと商用パッケージソフトの一番の違いは「サポートベンダをエンドユーザーが選択できることだ」
(湯澤氏)。OSSの業務アプリケーションを使うことで、ベンダのロックインを避けて、
サポートやアップグレードを自社の都合に合わせることができると湯澤氏は考える。湯澤氏は
「OSSはサポートサービスに不安があるとよく言われるが、OSSと商用ソフトウェアのどちらにリスクがあるのかを読み違えている」
と語り、OSSの低リスク性を強調した。
ベンダのロックインを避けられるというのは一理あるかもしれません。
posted by nori at 23:58| 東京 ☁|
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